意図したとおりに伝える

ブログ更新5回目。

みなさんこんにちは。

 

1.わかりやすい説明の重要性

 

社長や部長といった組織の上に立つ人たちが、一様に抱える大きなテーマは、自分の意図したことが正しく組織に伝わっているどうかです。

研修講師や同好会の説明役など、教える立場の人にとっても、分かりやすく伝えることは、重要です。

要領の良い説明は、聞く人にとって分かりやすいと感じてもらえます。すると、話す人への好感度が上がって、人気講師となったり、同好会のリーダー的な役割になったりします。

これから数回、筆者のノウハウをお伝えしてまいります。

もともと、筆者は「スピリチュアル」という目には見えない世界観を、人々にお伝えする仕事を生業としています。

例えば、「神とはどういう御方なのか」というテーマをお話しします。お聞きいただいている皆様には、ほぼ間違いなく「神」が伝わっています。

このように、目には見えないものを、分かりやすく意図したとおりに、聞く人々に届けるには、どうしたら良いかを、お伝えしたいと思います。

日常に応用できる、コミュニケーションのコツをつかんでいただけたら、幸いです。

 

2.話し方・書き方のコツ

 

結論を先に申し上げます。

わかりやすい説明とは、「書くように話す」「話すように書く」ことです。

 

お話しをする時は、書くように話すことです。

書く時は、お話をするように書くことです。

 

今回は、お話をするときのコツについてです。

筆者が心掛けているのは、「書くように話す」ことです。

皆さんが400字詰め原稿用紙4~5枚の文章を書く時には、まず伝えたい内容を、数項目書き出しますね。

それと同じように、私の場合は、たとえ短い時間のお話しでも、「今日は、何と何を伝えようか」と考えます。

一番楽なのは、「起承転結」を意識することです。

起承転結の「起」は、文字通りお話の枕で、テーマそのものをお伝えすることです。

お話しの内容について、聞く人にアウトラインを伝えるのです。

その「起」に続いて、「承」は、例え話を2~3つ用意します。その例話に共通するエッセンスをひとまとめにして、自分の伝えたい意図を、際立たせます。

 

3.「転・結」

 

話が際立ったところで、「転」で、話しの方向性を切り替えます。なぜなら人間の修正として、同じ話の連続では、「飽きてくる」のです。

今まで、正論ばかりを話していた場合は、逆の見方を伝えるのです。

例えば、交通安全の話をしていた場合には、巡査の見方と対極に、違反者の側から見た「本音」を引き合いに出します。

これが「転」です。この「転」で笑いをとれるネタを一つ二つ入れることをお忘れなく。

例えば、3分間スピーチなどの場合は、途中に笑いが無いと、詰まらないお説教のような話だったという印象しか残らないからです。

笑いが取れたら、話しの説き起こし(テーマ)に戻って、転じた話をまとめるのです。

その意味で、「転」は、重要な話の鍵になります。

「結」は、最後に、この話が、聞く人にとって、有益であること・幸せに結びつく事などを祈って、聞いていただいたお礼を述べて終わりにするのです。

 

4.まとめ

 

「書くように話す」「話すように書く」というテーマは、奥が深いので、この先数回にわたってシリーズとしてお伝えしていきたいと思います。

 

長くなるので、今日はこの辺で、筆を置きます。

 

また次号で元気にお会いしましょう。