はじめなき・終わりなき、あいの話

はじめなき・おわりなき、あいの話 (みらいの心をつくる絵本)

こにし あきお (著)

Clover出版

1,650円(税込)
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【絵本の目的】

この絵本は、次世代を担うお子様たちとその保護者様に向けて、企画されました。

 

【タイトル】

「はじめなき・おわりなき、あいの話」

 

【テーマ】

「愛」を、誰にもわかるように、絵と文で表現しました。

 

【対象読者】

幼稚園年長組・小学1年生以上、大人まで

 

【なぜ「愛」が主題か?】

地球全体は、物質文明が高度に発達したため、人間の基本である「心」が何かを教える人材も教材も不足しています。

「トリセツ」があれば、なんでもわかる・出来るのが現在の物質文明の時代です。

しかし、「人間のトリセツ」はありません。トリセツが無い人間を理解するには、「愛」を知ることが不可欠なのです。

そこで、この絵本では、愛の基本を理解していただくエッセンスを集めました。

「読み終わったあとに、ほのぼのする感じがします」という感想をいただいています。

 

【著者の原体験・問題意識】

日々の生活の中で、お子様の発する何気ない疑問・質問は、保護者の方にとっても、答えに窮することがあるのではないでしょうか。

それは、日常生活では接することの少ない、本質的な質問や、哲学的な質問、医学的な質問、自然科学に関する質問など、多岐にわたっているからです。

例えば、「私はどうして生まれてきたの?」「なぜ、男の子と女の子がいるの?」「虹は、どうして出るの?」などなど、数えたら限がありません。私の孫も、一時期「なんで?」を連発していました。

小さいお子様にとっては、身の回りに起きる現象は、不思議なことばかりです。それらの疑問の数々について、答えが欲しくて仕方ないのです。

成長著しい幼児期には、人間の本能である「知識欲」は、旺盛です。

そういう知識欲に対して、次々と答えていくと、子供たちの伸びる力が強まります。成長してからの伸び代(のびしろ)も、大きくなります。

石油会社の文化事業室長を務めていた折、気付いたことがあります。

幼児教室のお子様たちを見ていて、「伸びる子は、本質的な質問をすることが多いな」ということです。

しかし、こうした疑問・質問の数々に、的を射た答えをするには、ある程度の知識が必要です。

本質的な疑問・質問について、的外れな答えや、はぐらかした説明では、子供たちは納得しません。

その結果、子供たちの知識欲は満たされないまま関心が薄れ、恐らく、一生答えを得ることもなく、忘れ去られてしまいます。

この絵本を通じて、一人でも多くのお子様たちが、納得のいく答えにたどり着けるように、読み聞かせをしていただければ幸いに思います。

少子高齢化の時代にあって、次世代の財産である子供たちの将来を、明るく軽やかに導く道標の一つとして、本書をご活用いただければ、望外の喜びです。

<あとがきより抜粋>